今日はダンサーの森山開次さんにインタビューをさせて頂きます。よろしくお願い致します。 よろしくお願いします。 森山さんの少年の頃および若かった頃をお聞きしたいのですが。 小さい頃から踊っていたわけではなくって、どちらかというと……。内向的なほうで、今でもそうだと思ってるんですけど(笑)。 そんなことないですよ。 音楽が鳴ったら踊っちゃう子とかいますよね?僕はそういうタイプではなくて(笑)。 そうですよね。ホームページを拝見したところ、イラストとかも。 はい。落書き程度なんですけど。 いえいえ。なんか幻想的で素敵だと思いました。 (笑)。ありがとうございます。そのほうが好きなんですよね。今でもそういうのは好きなんですけど。 |
ダンスをはじめられたのは20歳過ぎてからだとお聞きしました。 21歳ですかね。 表現がだんだん体を動かしていく、踊るというところに繋がっていった。 そうですね。 肩甲骨で踊るって表現を森山さんのHPで拝見しました。 |
|
そうですね。肩甲骨だけで踊るわけではないんですけど、ほんとに体にはいろんなパーツがあって、その中でも大事なところってのが特にある。 ファンタジーだと思いますね。 進化論的なことは別として、そういう感覚が自分のどこかにある。 そうですよね。 そういうちょっとした動きで人の気持ちが出てくる。表現しようと思わなくても現れるじゃないですか。背中の表現がとても大事。 |
抽象的なクエスチョンなんですけど。新しい表現が生まれる瞬間って、どういう時ですか? 僕はあまり踊りの神様とかは信じてなくて。自分に神様が舞い降りるって感じはないんですけれど。 何かが舞い降りてくるというよりも、いろんなものの力とか、人の力とかが、自分の体に宿るっていうわけじゃないんだけど、 助けになるっていう感覚があるから、湖で踊れば湖のその場の空気を自分が感じて踊ることが僕の助けになるし。 そこで沼の神様が乗り移って踊るって感覚ではなくて、やっぱり僕は神でもなんでもない、一人の体にすぎなくて。 それは誰しも持っていて、特別選ばれた人間だとは思っていないんです。 蓄積的なものってことですよね。 「新しい表現」は踊りの場合、突発的に「新しい」って生まれるものではないような気がしますね。 |
今後、挑戦したいことってありますか? 挑戦したいことが、たくさんあるんですけど(笑)。 たくさんでもいいですよ(笑)。 僕はダンサーにいつの間にかなったタイプで、小さい頃から絵を描いたりすること。
いろんなスポーツをやったりとか、その時、その時、目の前にあることをひたすらやってきて、その時に出会ったものが繋がっていって、
いつの間にかダンスをやっているので、これから先、また「ダンス1本だ」と、自分を縛りたくないんですよね。 |
|
ダンスにはこだわらないってことですか? 自分のやりたいこと、これから変わっていくことを恐れないっていうこと(笑)。 いつも肩書きに困るんですが、それは自分の肩書きに縛られたくないからです。 もしかしたら10年後とかは例えばですけど、映画監督になっているかもしれないじゃないかと。 可能性の話としてはありますね。 |
|
若者に向けてのメッセージをお聞きできればと思います。 多分、誰でも悩むことはあるし、迷いもあると思うんですよ。どんなに立派な人でも。個人差はあると思うけど。 でもね。そのまま続ければまた上がれると思うんですよ。一度落ちても。 そうなんですよね。 やめないで続けていればチャンスがくると思うんですよね。 マイナス志向ってスパイラルするじゃないですか。悪循環で。 そうですね。やっていることを続けろってことですよね。 弱味を人に見せてもいいわけですもんね。 人と関わることでいろんなものが生まれてくるから。 モチベーションがどうしても落ちちゃうことがあるじゃないですか。 僕は「音楽」をきくことと、これはよく変だと言われるんですけど「縄跳び」ですね。 | |
なるほど。納得しちゃいますね。 それでいいと思います。 分かりました。 |
|